短歌は1300年以上昔から、人々の間で作られている短い詩です。5、7、5、7、7の三十一文字で構成されています。私は歌人だった父の影響で毎月雑誌に投稿しておりますが、時々日記のようなものだと感じます。短歌にして残しておくことでその時の自分の姿がのちにありありと思い出すことができる、そのような良さもあります。茶事の席でも単価を即興で作ることが求められることがあります。写真の短歌は「沈丁花の香は音もなく姥捨の夜の駅よりふわと乗り込む」仕事帰りに疲れて電車に乗っていると、停車駅に咲く沈丁花の花の香りに気付き、1日の終わりにホッとした気持ちを歌いました。